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“法律違反”という言葉を目にすると、なんだかとても重い罪を犯しているかのような印象を覚えませんか?しかし実際のところ、未成年へお酒を販売してしまう行為や警察に虚偽の通報をする行為だけでも、“法律違反”になってしまうのです!

これからご紹介する「法律違反まとめ」では、身近にありながら意外と知られていない法律違反を、イラストとともに弁護士が解説します。身に覚えがある方はご注意を…。これを読んだら「知らなかった…」では済まされませんよ…。

■もくじ

≪法律違反1≫警察に嘘の犯罪や災害の発生を通報する編
≪法律違反2≫交通事故等の立入禁止の現場に入る編
≪法律違反3≫盗まれたものを勝手に取り返す編
≪法律違反4≫未成年への酒の販売編
≪監修弁護士の紹介≫
最後に…


≪法律違反1≫警察に嘘の犯罪や災害の発生を通報する編

警察に嘘の通報

虚構申告の罪(軽犯罪法第16号)

▼弁護士の見解

本件は軽犯罪法第16条「虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出た者」に該当します。虚偽通報等で警察等の業務を妨害することは処罰されます。ただし、虚偽通報についてより重い偽計業務妨害罪(刑法233条)の成立を認めた例もあるほか、画像の事例のように抽象的な犯罪事実の通報にとどまらず、特定の人物が犯罪を犯しているかのような通報をした場合には、より重い虚偽告訴罪(刑法第172条)が成立します。


≪法律違反2≫交通事故等の立入禁止の現場に入る編

立入禁止の現場に入る

変事非協力の罪(軽犯罪法第8号)

▼弁護士の見解

本件は軽犯罪法第8条の「(~前略)犯罪の発生その他の変事に際し、正当な理由がなく、現場に出入するについて公務員もしくはこれを援助する者の指示に従うことを拒んだ者(後略~)」に該当します。したがって、現場の前に立っている警察官等の「現場に入ってはいけない」という指示を無視して現場に立ち入る行為は、変事非協力罪に該当します。


≪法律違反3≫盗まれたものを勝手に取り返す編

盗まれたものを勝手に取り返す

窃盗罪

▼弁護士の見解

本件は刑法第235条の「他人の財物を窃取した者」に該当します。ここにいう「他人の財物」の意義についてはさまざまな見解がありますが、他人が平穏に占有する(事実上管理する)財物を意味するという見解が一般的です。「違法に他人に持ち去られたものでも、自力でそれを取り返すことは、禁止されるべき自力救済である」ということからも、このような見解は支持されています。


≪法律違反4≫未成年への酒の販売編

未成年者への酒の販売

未成年者飲酒禁止法

▼弁護士の見解

未成年者飲酒禁止法第1条4項は「営業者ニシテ其ノ業態上酒類ヲ販売又ハ供与スル者ハ満二十年ニ至ラサル者ノ飲用ニ供スルコトヲ知リテ酒類ヲ販売又ハ供与スルコトヲ得ス」と規定しており、同条第3条は当該行為について50万円以下の罰金に処すとしています。したがって、コンビニ店員や酒屋、居酒屋等が未成年者であることを知りながら酒類を販売することは、未成年者飲酒禁止法に違反します。

【監修】弁護士法人天音総合法律事務所 正木 絢生弁護士


正木 絢生先生

弁護士法人天音総合法律事務所
第一東京弁護士会所属
この記事は、正木 絢生弁護士が法律監修を担当しました。

天音総合法律事務所は、「債務整理」「交通事故」をはじめとした、さまざまな法律問題の解決に取り組んでいます。
ご相談いただいた法律問題を解決することが最も重要ですが、それと共に、ご相談者様に安心・満足していただけるよう日々の業務に取り組んでいます。
ご自身に起きてしまった法律問題について、とりあえず弁護士の意見を聞いてみたいといった方でもお気軽にご相談ください。
▼LINE弁護士相談
http://nav.cx/cgR7BkV
▼相談サポートサイト
https://www.soudan-form.com/houritsu-support.net/tokyo/907943/


最後に…

「盗まれたものを勝手に取り返した」「立入禁止の現場に入ってしまった」など、悪気なく行ってしまった行為でも法律違反となってしまう恐れがあるのです。

もしもあなた自身や家族、知人が法トラブルで困っているのなら、悩みを抱え込まずにLINE弁護士相談の「法律相談Q&A」で気軽に相談してみてください!



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