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自分に限って法トラブルは無縁だと思っていませんか?「指定日以外のゴミ出し」「車内に使わない野球用バットを所持する」など、身近な行為にも法律違反は潜んでいます。また、働けるのに働かず、ホームレスとなってうろつくことでさえ違法となる可能性が…。
普段生活している中で何となくしてしまったこと、それは罪に問われるかもしれません。ここでは、意外と知られていない法律違反をイラスト付きで紹介しながら、弁護士が解説します。身に覚えがある人は要注意。知らなかったでは済まされないかもしれませんよ…。

■もくじ

≪法律違反1≫指定日以外の日にゴミ出し編
≪法律違反2≫車内に使わない野球用バット所持編
≪法律違反3≫働けるのに働かずホームレスとなりうろつく編
≪法律違反4≫無届けで南極に行く編
≪監修弁護士の紹介≫
最後に…


≪法律違反1≫指定日以外の日にゴミ出し編

リサイズ.指定日外ゴミ出し

廃棄物処理法16条 / 5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金

▼弁護士の見解

廃棄物処理法16条に、「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」と規定されています。罰則が重いのは、業者など広範囲な場合を想定しているため。他方、軽犯罪法1条27号にも、「公共の利益に反してみだりにごみを捨てた者」と規定されていますが、処罰は軽いです。従って、本件では軽犯罪法に問われることはあっても、16条が適用されることはないでしょう。


≪法律違反2≫車内に使わない野球用バット所持編

リサイズ.野球用バット所持

軽犯罪法1条2号 / 拘留(1日以上30日未満の拘置)または科料(千円以上1万円未満の徴収)

▼弁護士の見解

軽犯罪法1条2号に、「正当な理由がなくて、人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」と規定されています。バットも器具には該当するので、正当な理由があるかないか、また隠して持っていたかどうかが基準になるのです。従って、漫然とトランクに放置しておいた場合などは、処罰対象になるでしょう。


≪法律違反3≫働けるのに働かずホームレスとなりうろつく編

リサイズ.働けるのにホームレス

軽犯罪法第1条4項 / 拘留又は科料に処する

▼弁護士の見解

軽犯罪法1条4号の趣旨は、浮浪行為自体に反社会性があり、犯罪と結びつきやすいので取り締まる点にあります。しかし、あいまいな内容により、戦前には濫用された時代がありました。その濫用を戒めるため、4条では国民の権利を侵害しないよう、濫用してはならないと定められています。


≪法律違反4≫無届けで南極に行く編

リサイズ.無届けで南極

環境保護に関する、南極条約議定書を受けた南極地域の環境の保護に関する法律 / 50万円以下の罰金

▼弁護士の見解

「南極地域の環境の保護に関する法律」には、南極の環境を保護するために、活動計画の確認の申請をして許可を得ることが必要だとあります。許可が得られれば、参加者全員は所定の届出書を出さなければなりません。通常は観光会社がとりまとめることになりますが、届出書を出さずに参加した者は、50万円以下の罰金に処せられます。

【監修】優和綜合法律事務所 内藤 政信弁護士


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優和綜合法律事務所
第一東京弁護士会
この記事は、内藤 政信弁護士が法律監修を担当しました。

■30年以上の豊富な経験を有する弁護士が開業した法律事務所です。
■豊富な経験に基づく適切な事件解決及び親身な対応で、ご好評を頂いております。
■初回相談料は無料です。お気軽にご相談ください。

目に見える形で、直接困っている人の役に立てる職業であるというところに魅力を感じ、弁護士になりました。趣味はアコーディオンです。希望があれば相談時にも弾きますので、興味がある方はお申し出下さい。

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