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自分に限って法トラブルは無縁だと思っていませんか?決闘を申し込む行為や、廃墟に忍び込むなど、一見よくありそうな行為にも法律違反が潜んでいます。公共の場で警察官のコスプレをすることも、違法となる可能性が…。

普段生活している中で何となくしてしまったこと、それは罪に問われるかもしれません。ここでは、意外と知られていない法律違反をイラスト付きで紹介しながら、弁護士が解説します。身に覚えがある人は要注意。知らなかったでは済まされないかもしれませんよ…。

■もくじ

≪法律違反1≫決闘を申し込む編
≪法律違反2≫廃墟に忍び込む編
≪法律違反3≫公共の場で警察官のコスプレ編
≪法律違反4≫他人の鳥を逃がす編
≪監修弁護士の紹介≫
最後に…


≪法律違反1≫決闘を申し込む編

決闘を申し込む

1889(明治22)年に制定された特別法「決闘罪ニ関スル件」 

▼弁護士の見解

決闘を申し込むことは「決闘罪」に該当し、6ヵ月以上・6年以下の禁錮等の刑罰が科せられます。決闘とは、突発的に発生するような喧嘩ではなく、前もって約束(合意)をしてお互いに暴行という手段を用いて闘争することをいいます。実際に決闘が実行されなくても、決闘を申し込むだけで決闘罪に該当しますし、その申し込みに応じた相手も決闘罪に該当します。


≪法律違反2≫廃墟に忍び込む編

廃墟に忍び込む

軽犯罪法第1条第1号の『潜伏の罪』 

▼弁護士の見解

人が住んでおらず、誰も管理していない(門扉が閉鎖されていない、施錠されていない等の状態のこと)邸宅等に忍び込むと、軽犯罪法違反に該当します。この場合、拘留または科料の刑罰が科されます。探検や肝試しをするために、廃屋や廃墟などに忍び込む行為はこれに該当します。鍵や門扉が締められている(=管理されている)邸宅等に忍び込むことは、住居侵入罪(刑法130条)に該当します。


≪法律違反3≫公共の場で警察官のコスプレ編

公共の場で警察官のコスプレ

軽犯罪法の1条15号の恐れ 

▼弁護士の見解

資格のない人が警察官の制服と本物そっくりの服装をして出歩くような行為は、軽犯罪法違反となります。警察官そっくりの格好をした人が、警察官としてふさわしくないような行動をして警察官の信用を落としたり、詐欺の温床となったりすることを防ぐためです。ハロウィンの仮装が行われているような状況(場所)で、一目見て偽物とわかるようなコスチュームを着る程度のものであれば、軽犯罪法には該当しないでしょう。


≪法律違反4≫他人の鳥を逃がす編

他人の鳥を逃がす

器物破損違反の恐れ 

▼弁護士の見解

他人が飼っている鳥を逃がすことは、刑法上の器物損壊罪に該当します。器物損壊罪は、他人の物を損壊又は傷害することを器物損壊罪と定めています。鳥のように命のある生物であっても、刑法上は「物」として扱われます。そして、鳥を怪我させるようなことをしなくても、動物としての本来の効用を失くす行動も「傷害」と扱われます。鳥を逃がすことは、ペットとして一緒に暮らすという効用を失くしているので、物を傷害したことになるのです。

【監修】王子総合法律事務所 益谷 元也弁護士


益谷 元也(ますたに げんや)弁護士

王子総合法律事務所
第二東京弁護士会(登録番号 47991)
この記事は、益谷 元也弁護士が法律監修を担当しました。

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