画像 (3)

弁護士のおまめです。よろしくお願いします。
突然ですが、トラブルに巻き込まれたとき、「こんなことで弁護士に相談してもいいのかな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。でも、安心してください。私たち弁護士は、そんな方々も含めてたくさんのお客さんの相談を聞いています。

今回は、その中でもおまめが出会った衝撃的なお客さんを紹介していきます。

■もくじ

【1】(1時間の相談枠で)「先生、2時間の録音を今聞いてください。」
【2】「波動による嫌がらせを受けている」
【3】「先生、俺薬やってラリってるからよろしく!」
【4】「私が作ったこの書面、先生名義で相手に出してください。」
【5】「先生のこと知り合いに紹介しておいたよ!ヤ〇ザだけど!」
【6】「私の手作りのケーキ、今すぐ食べてください。」
≪監修弁護士の紹介≫
最後に…


【1】(1時間の相談枠で)「先生、2時間の録音を今聞いてください。」

shutterstock_1179698311

うん。物理的に無理ですね。

相談者「証拠として、録音があります。今聞いてください。」
おまめ「録音の時間はどれくらいありますか?」
相談者「2時間ちょっとです。」
おまめ「相談枠が1時間なので、今全部は聞けませんね。どのような発言が録音されているか、概要を教えていただけますか?」
相談者「聞けばわかります。」
おまめ「(ん?)聞いていると相談の時間がなくなってしまいますから、録音内容の概要を教えてください。例えば、一番ひどい発言はどのようなものでしたか?」
相談者「えっと、聞けばわかります。」
おまめ「いや、ですから…」

結局、このやりとりに多くの時間を費やしました。弁護士をやっていて思うのは、他者とのコミュニケーションは本当に難しいということです。上記のように、同じ日本人同士で同じ日本語で話しているのに、話が噛み合わないことも多々あるのです。

彼女が彼氏に対して「なんで察してくれないの?」とか、夫が妻に対して「言わなくてもやれよ」なんて言うのは、実は相手に超超超高度なコミュニケーションを要求しているわけです。そんなことを要求するのは、やめにしましょう。

話が逸れましたね。戻します。要するに、話の理解能力や常識は人それぞれで、その原因や背景も当然一括りにはできません。世界は広いのです。


【2】「波動による嫌がらせを受けている」

shutterstock_522430126

波動による、嫌がらせ…。ってなに?
“私の聞き間違いかもしれない”
“説明がうまくできていないだけで、詳しく聞いたら理解できるかも!”
そう思い、話を聞いていきます。

…相談者は色々と説明してくれましたが、まとめると、“正体不明の者から、波動によって嫌がらせを受けている”とのこと。そのままですね。

やんわりと“司法の力をもってしても、その波動を止めることはできない”ことをお伝えし、お帰りいただいたのでした…。


【3】「先生、俺薬やってラリってるからよろしく!」

shutterstock_405691723

出会って第一声がこれです。笑
「ラリってるからよろしく」ってなんなんでしょうね。
今思い出してもじわじわきます。

それでも、「どんな挨拶やねん」とは言えません。
「そうなんですね。よろしくお願いします。」なんて言って話を聞いていきます。

そして、何気ない会話の中で、

  • 薬をやったのはいつ頃の話なのか
  • そもそもこの方は本当に薬をやっているのか
  • 記憶能力はどれ程なのか
  • 最低限のコミュニケーションに問題はないか

  • と言ったことを確認していきます。

    この記事で相談内容等を具体的に書くことはできませんが、そんな変わったお客さんもいらっしゃるのです。


    【4】「私が作ったこの書面、先生名義で相手に出してください。」

    shutterstock_640880224

    うん。どれどれ…。
    いや、無理でしょ。
    「殺す」って書いてあるもん。笑

    無理な要求をしてくるパターンですね。
    当然ですが、弁護士が違法行為をお手伝いすることはできません。

    このような相談者に限って、「弁護士のくせに弱者の味方をしないのか!」とか、「俺の主張が間違っているというのか!」とか色々言ってきます。しかし、無理なものは無理なのです。残念!


    【5】「先生のこと知り合いに紹介しておいたよ!ヤ〇ザだけど!」

    shutterstock_112718962

    シンプルにやめてください。笑


    【6】「私の手作りのケーキ、今すぐ食べてください。」

    shutterstock_284436947

    これ、信頼関係が厚い人に言われたわけではありません。

    突然事務所に入ってきた見ず知らずの方が、事務所内の受付でごそごそとケーキを広げだし、「これ、私の手作りのケーキ。今すぐ食べてください。」と言い出したのです。

    事務所内の空気が凍りましたね。
    こういう時は、「誰がそんなもん食うねん」とか言ってはいけません。
    刺激しないようにして、なんとかお帰りいただきました。

    今気づきましたが、この方に関してはそもそもお客さんですらないですね。笑


    ライタープロフィール 弁護士 おまめ


    ダウンロード
    この記事は、弁護士 おまめが担当しました。

    ■東京・埼玉を中心に活動する現役弁護士。
    ■年間約200名の法律相談を担当。

    ▼弁護士目線の日常や豆知識をわかりやすくつぶやくTwitterアカウント
    https://twitter.com/omame_korokoroも人気上昇中です。