BLOG_A

自分に限って法トラブルとは無縁だと思っていませんか?
例えば、電車内のコンセントでの充電や駅構内での喫煙、街灯の灯りを勝手に消してしまうなど…。日常生活をおくるうえで、何気なく行ってしまった行為のなかにも、法律違反は潜んでいるのです…。

この記事では、意外と知られていない法律違反を、イラスト付きで紹介しながら弁護士が解説します。身に覚えがある人は要注意。知らなかったでは済まされないかもしれませんよ…。

■もくじ

≪法律違反1≫電車のコンセントで充電する編
≪法律違反2≫街灯を消す編
≪法律違反3≫空き家に勝手に住み着く編
≪法律違反4≫注意を無視して駅構内で喫煙編
≪監修弁護士の紹介≫
最後に…


≪法律違反1≫電車のコンセントで充電する編

電車のコンセントで充電

窃盗罪

▼弁護士の見解

窃盗罪は、「他人の財物を窃取したる者は」と規定されています。(刑法235条)また、同法245条では、「電気は財物とみなす」と規定されています。その理由は、明治時代に電気は財物にあたるか、あたらないかという大きな議論があり、高裁は無罪、大審院は有罪としました。その争いを防ぐために、大審院判決後に成文化したものです。従って、本件は窃盗罪にあたります。


≪法律違反2≫街灯を消す編

街灯を消す

軽犯罪法第1条第6号

▼弁護士の見解

軽犯罪法第1条6号は、正当な理由がなく他人の標灯または街路に設けられた灯火を消した者を、拘留または科料に処す旨を定めています。犯罪の防止や交通の安全を目的とする防犯灯、道路照明灯いずれも含みます。最近では、センサーやタイマーを内蔵する自動点滅器になっているので、この種の犯罪はほぼないでしょう。戦後治安が悪かった昭和23年に施行された法律ですから。


≪法律違反3≫空き家に勝手に住み着く編

空き家に勝手に住み着く

軽犯罪法第1条1号

▼弁護士の見解

本件は、軽犯罪法第1条1号「人が住んでおらず、且つ、看守していない建物に正当な理由がなくてひそんでいた者」に該当します。管理されている建物なら住居侵入罪になるので、法定刑は30日未満の拘留から3年以下の懲役と重くなります。また、住み続けると、不動産侵奪罪に問われることもあります。その場合は、10年以下とさらに重くなります。従って、本件は少なくとも軽犯罪法に違反します。


≪法律違反4≫注意を無視して駅構内で喫煙編

注意を無視して駅構内で喫煙

鉄道営業法

▼弁護士の見解

本件は、鉄道営業法第34条に違反します。喫煙専用室以外の鉄道敷地内で喫煙し、注意を受けてもやめない場合に適用され、千円以上1万円未満の科料に処せられます。明治33年にできた法律で、今でも現役の法律です。喫煙に関しては、現在、健康増進法が定められており、鉄道にも適用されています。鉄道係員は、同法に基づいて喫煙の中止を求めることもできます。その後の手続きは省きますが、最終的には刑罰ではなく、行政罰として30万円以下の過料の制裁があります。


【監修】優和綜合法律事務所 内藤 政信弁護士


image01_903189
優和綜合法律事務所
第一東京弁護士会
この記事は、内藤 政信弁護士が法律監修を担当しました。

■30年以上の豊富な経験を有する弁護士が開業した法律事務所です。
■豊富な経験に基づく適切な事件解決及び親身な対応で、ご好評を頂いております。
■初回相談料は無料です。お気軽にご相談ください。

目に見える形で、直接困っている人の役に立てる職業であるというところに魅力を感じ、弁護士になりました。趣味はアコーディオンです。希望があれば相談時にも弾きますので、興味がある方はお申し出ください。

▼相談サポートサイト
https://www.soudan-form.com/houritsu-support.net/tokyo/903189/