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「法律違反」という言葉を目にすると、なんだかとても重い罪を犯したかのような印象に思えませんか?しかし実際のところは、ごみのポイ捨てや処方された薬を他人に譲るといった行為でも、「法律違反」になる可能性があるのです!

ご紹介する「法律違反まとめ」では、意外と知られていない身近な法律違反を、イラストとともに弁護士が解説します。身に覚えがある方はご注意を!これを読んだら「知らなかった…」では済まされないですよ…。

■もくじ

≪法律違反1≫処方された薬を誰かにあげる編
≪法律違反2≫公園で立ち小便編
≪法律違反3≫サービス残業をさせる編
≪法律違反4≫ごみのポイ捨て編
≪監修弁護士の紹介≫
最後に…


≪法律違反1≫処方された薬を誰かにあげる編

処方された薬を誰かにあげる

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律24条

▼弁護士の見解

医薬品を業として販売、授与等することは、薬局開設者または医薬品の販売業の許可を得た者に限られており(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律24条)、これに違反すると、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、またはその両方が科されます。医師から処方された薬を1回だけ他人にあげた(使わせた)としても、「業として」渡したことにはならないでしょうが、複数回行えば、同法に違反する可能性があります。

また、医薬品の内容によっては、麻薬及び向精神薬取締法に違反する場合もありますし、渡した薬によって副作用などの健康被害が生じた場合には、損害賠償等の民事上の責任を負う可能性もあります。


≪法律違反2≫公園で立ち小便編

公園で立ち小便

軽犯罪法第1条第26号

▼弁護士の見解

道路、公園その他多数の人が行き交うような場所で大小便をすることは禁止されており、これに違反した場合、拘留(1日以上30日未満、刑事施設に収監されること)または科料(1,000円以上1万円未満の罰金)の刑が科されます(軽犯罪法1条26号)。立ち小便をした場所によっては、物の効用を害したとして器物損壊罪に該当する可能性もあり、この場合には3年以下の懲役または30万円以下の罰金等が科されます(刑法261条)。


≪法律違反3≫サービス残業をさせる編

サービス残業をさせる

労働基準法第37条第1項

▼弁護士の見解

会社が既定の労働時間を延長して労働者を働かせる場合には、その延長した時間について、原則として通常の労働時間の賃金の1.25倍以上の割増賃金を支払わなければならないとされています(労働基準法37条1項)。同法に違反する行為がある場合、会社(事業主)は6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。また、違反の程度が悪質な場合は社名や違反の事実が厚生労働省のホームページで公表される場合もあります。


≪法律違反4≫ごみのポイ捨て編

ごみのポイ捨て

軽犯罪法第1条27号

▼弁護士の見解

公共の利益に反して、ごみ、汚物等を捨てることは禁止されており、これに違反した場合は、拘留または科料の刑が科されます(軽犯罪法1条27号)。設置されたごみ箱にではなく、ポイ捨てをした場合はこれに違反します。また、廃棄物の処理及び清掃に関する法律16条では、「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」とされており、同法にも違反する可能性があります。

【監修】王子総合法律事務所 益谷 元也弁護士


益谷 元也(ますたに げんや)弁護士

王子総合法律事務所
第二東京弁護士会(登録番号 47991)
この記事は、益谷 元也弁護士が法律監修を担当しました。

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